目次
ラバーの特徴早見表と人気ラバーのまとめ
当卓球場も会員様が増え大変にぎやかになってきました。
どの会員様も卓球用具の取り換え時期になるとラバーをどれにするか悩むそうです。
そこで、よく卓球場で売れる裏ラバーについて分かりやすくまとめてみました。
個人的な主観もありますので、比較はあくまで参考程度に捉えてください。
ラバーの特徴早見表
ラバーは厚さ、硬さによっても特徴が変化します。
以下は早見表の為、すべてのプレーヤーの体感
全てのラバー、に当てはまるわけではないので、
目安として参考にしてください。
プレーヤーレベル、プレースタイルやラバーとの相性によって
自分に合ったラバーを選んでみましょう。
厚さによる特徴早見表
特厚 | 厚 | 中 | |
---|---|---|---|
コントロール | △ | 〇 | ◎ |
軽さ | △ | 〇 | ◎ |
回転 | ◎ | 〇 | △ |
弾み | ◎ | 〇 | △ |
シート、スポンジの硬さ早見表
(シ)=シート
(ス)=スポンジ
かた=かため
やわ=やわらかめ
(シ) かた (ス) かた | (シ) かた (ス) やわ | (シ) やわ (ス) かた | (シ) やわ (ス) やわ | |
---|---|---|---|---|
コントロール | △ | 〇 | 〇 | ◎ |
回転(スピン) | ◎ | 〇 | ◎ | △ |
反発力 | ◎ | 〇 | △ | △ |
スイングする時の力 | 要 | 不要 | 要 | 不要 |
スポンジの硬度早見表
ラバーについているスポンジの硬さを表す硬度の早見表です。
スポンジの硬度なので、シートの硬さを表すものではありません。
数値が高いほどスポンジが硬くなり、数値が低いほど軟らかくなります。
ただし数値の表記が国によって違い、同じ硬さでもドイツ基準では5~10高くなります。
ラバーも、同じ商品でも個々にムラがあるのと、
メーカーによって(TSP、ヤサカ、ミズノ等)表記に差があるので
購入する際は数値に頼りすぎないよう気を付けましょう。
硬度 | ドイツ基準 | 日本基準 | 主なラバー |
---|---|---|---|
20~29 | 20~29+5~+10 | 20~-3~+5 | アンチラバー ラージ用ラバー |
30~34 | 30~34+5~+10 | 30~35-3~+5 | 初~中級用ラバー テンションラバー |
35~39 | 35~39+5~+10 | 35~40-3~+5 | 上級者向けラバー テンションラバー |
40~45 | 40~45+5~+10 | 40~45-3~+5 | 粘着ラバー |
人気ラバーシリーズのまとめ
プロ御用達 上級者向けラバー テナジーシリーズ
参考 通常硬度36 FX硬度32
テナジー05 | 回転性能重視 |
---|---|
テナジー05FX | 回転+コントロール スポンジ柔らかい |
テナジー64 | スピード性能高い |
テナジー64FX | スピード+コントロール スポンジ柔らかい |
テナジー80 | 回転+スピード バランス型 |
テナジー80FX | 回転+スピード+コントロール バランス型 |
テナジー25 | 回転性能 サーブ、ブロック、カウンター向き シート硬い |
テナジー25FX | 回転性能 サーブ、ブロック、カウンター向き |
卓球界では記事にする必要がないほど、有名なテナジーシリーズです。
特筆すべきは回転性能の05とスピード性能の64です。卓球選手の大半が使用しております。
価格調整が入り80と25は、上の2つと比べると使ってるプレーヤーは、さほど多くはありません。
個人の主観ですが、80に関しては、バランスタイプですが器用な分、中途半端感が否めないので、新規で使用するなら他のラバーが良いかもしれません。
テナジー25はシートが固く癖が強いため、他のテナジーとはコンセプトが違うといっても過言ではありません。粘着ラバーの様に使うのが良いでしょう。
ラバー名の後ろにFXとついている物は、他のテナジーと比べ4度ほど硬度が柔らかい為、ボールを食い込ませたい方はこちらを選びましょう。
余談ですが、中国で贈り物としても大変喜ばれ、転売目的で爆買いされたため、日本の在庫がなくなり大幅に値上しました。
今は、パッケージデザインも一新し巧妙になりましたが、昔のパッケージは粗悪な偽物も出回っていたので、購入する際注意が必要でした。
優秀なコストパフォーマンス オメガシリーズ
参考 アジア硬度40 ツアー、プロ硬度37,5 ヨーロ硬度35
(日本基準換算した場合)
オメガVツアー | スピード重視 シート硬め スポンジ硬め |
---|---|
オメガVプロ | 回転性能重視 シート柔らかめ スポンジ硬め |
オメガVアジア | スピード性能高い スポンジ硬い ラバー重い |
オメガVヨーロ | スピード+回転 シート硬い スポンジ軟らかめ ラバー重い |
XIOM発売のラバーの中で、「究極のラバー」として名高いオメガシリーズ。
厚さや硬度の表記はXIOMの為、他のラバーと違い
厚さの表記は
MAX(特厚相当)
2.0(厚相当)
1.8(中相当)となり、
硬度の表記もカタログ等ではドイツ基準で、10高く表記されています。
上記のテナジーと比べると性能面では全体的に一歩譲りますが、
それでも性能の高さ、テナジーと比べ比較的に価格が安いので非常に人気があります。
他のラバーと比較すると、オメガⅤシリーズは比較的重めです。
テナジーの価格が高くなったこともあり、テナジー05に性能が似ているオメガⅤプロ、比較的テナジー64寄りのオメガⅤヨーロに鞍替えされた卓球プレーヤーが多いそうです。
ただ、オメガⅣとオメガⅤは名前が同じものでも性能にかなりのズレがあり、困惑されたプレーヤーもいたとかいないとか。
初級者からオススメ コストパフォーマンス ヴェガシリーズ
参考 チャイナ硬度44 アジア、プロ硬度37,5
ジャパン硬度35 ヨーロ硬度32 エリート硬度30
(日本基準換算した場合)
ヴェガ アジア | スピード+グリ力重視 |
---|---|
ヴェガ ヨーロ | コントロール+スピン 初心者向け |
ヴェガ ジャパン | バランスタイプ |
ヴェガ プロ | シート、スポンジ硬め 中級者向け |
ヴェガ チャイナ | 粘着性ラバー 中級者向け |
ヴェガ エリート | コントロール重視 初心者向け |
またまたXIOM発売のラバー、初心者でも扱いやすく開発された「ヴェガシリーズ」。
オメガシリーズと同じく、厚さや硬度の表記はXIOMの為、
厚さの表記は
MAX(特厚相当)
2.0(厚相当)
1.8(中相当)となり、
硬度の表記もカタログ等ではドイツ基準で、ドイツ基準で10高く表記されています。
一番の長所は性能面に似合わない価格が安さです。
特にヴェガヨーロは初心者から非常に使いやすく、当卓球場ではテナジーを超える売り上げ数です。
まず、初めてラケットを購入する際、ヴェガヨーロ、ヴェガエリート、ヴェガアジアを選ぶと無難でしょう。
ただし、最近はあまり聞きませんが、スポンジとシートの接着が弱く、すぐ粒離れしてしまうそうなので、寿命に関してはあまり期待しない方が良いかもしれません。
初~上級者 ドライブが打ちやすい ファスタークシリーズ
参考 P-1、G-1硬度37,5 C-1、S-1硬度35
ファスターク P-1 | グリップ力重視 プラスチック向け |
---|---|
ファスターク G-1 | スピン、グリップ力重視 ファスタークで一番固め |
ファスターク C-1 | スピード+スピン重視 スポンジ軟らかめ バランスタイプ |
ファスターク S-1 | スピード重視 スマッシュ向き 価格安い |
某ドラ〇エのラスボスに出てきそうな名前のラバー「ファスターク」です。
速さ「Fast」、弧を描く弾道「arc」の造語がそのままラバーのコンセプトになっております。
G-1は、強烈なスピードとスピンがかかる為、名前に偽りなしのコンセプトに一番忠実なラバーでしょう。
プラスチック主流になった今、G-1ほどスピードは出ませんが使いやすさで言うときっちり回転がかかるP-1が軍配が上がるでしょう。
C-1はG-1と比べるとスポンジが柔らかいので、G-1のコントロール重視、入門版のような使い方になるでしょう。
S-1に関しては、スピンではなくスピード重視なので、パンパン打ちたい方向けです。
ファスタークシリーズは全体的に上級者以外でも使いやすいイメージですが、同じ性能のラクザと比べると寿命で劣ってしまいます。
回転をかけやすく長持ち ラクザシリーズ
参考 7、X硬度 47,5 X SOFT、9硬度 43,5 7SOFT硬度 40
(ヤサカ基準)
ラクザ7 | グリップ力重視 |
---|---|
ラクザ7 SOFT | スポンジ軟らかい コントロールしやすい |
ラクザ9 | スピード重視 球離れ早い 中級以上向け |
ラクザX | ラクザ7より更にグリップ重視 |
ラクザX SOFT | スポンジ軟らかい コントロールしやすい |
少し硬めで弾みが良いRAKZAスポンジとノンスリップシートを採用し強烈な回転を実現したと言われる、ハイブリットエナジーラバー「ラクザシリーズ」
ボールがプラスチックになり、回転がかかりにくくなったのでこのラバーの需要はかなり高くなりました。
特に、寿命が他のラバーと比べると長めなので、コストパフォーマンス面は非常に高いです。
かけた分だけ回転がかかるという正直なスタンスの為、どのプレーヤーでも扱いやすく、SOFTの方は特に初心者でも使いやすいでしょう。
ラクザ9は球離れが速く、油断してると回転をかけている暇が無くなる為、扱いの慣れた中~上級者向けです。
ラクザ8があるのかと陰で噂されていましたが、実際目撃した人はいないそうです
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