子どもの成長も早いもので、小学校6年の時から4年通っている高校生の生徒に身長を抜かれました。
高校生ともなると体格もよくなり筋力も付くことから激しい打ち合いの勝負になります。
後、長年続けて卓球していることにより、サーブや回転力以外にも、直感や戦術なども鋭くなっています。
さて、最近非常に多く相談を受けるのが中学3年の子供たちが練習に身が入らなかったり、伸び悩んでしまうという事。
子どもからの悩みで質問を受ける事が多いですが、親からもそういった話を受けることがあります。
中高生は多感な時期。小学生と違い自分の気持ちを上手く言葉に表せない高次元な悩みも出来るでしょう。
原因は多々あるのですが、代表的な原因から解説していきます。
体格が変わりフォームが変わった
一番シンプルで、傍から見て一番分かりやすい原因は成長期で体格が大きくなったり、体格の大きさを支える筋力が無いことで重心が高くなってオーバーミスしたり、
単純に力負けしてボールが落ちる事。
本人が卓球が弱くなったと思い込む一番の原因だと思います。
小学生が卓球をする場合、本人の目の高さがボールと相手の手元の高さと合って「点」で捉えられる為、反応が早いです。
さらに肩の高さがラケット、ボールと合ってリーチをフル活用できますが、
成長期直後の子は目線が高くなり、今まで合っていた視界にばらつきばが生じ「線」で捉えないといけなくなってしまう為、反応が遅れてしまいます。
目線の問題点以外にも、
手足が伸びてリーチが増えるのは良いことですが肩の位置が高くなると、相対的に腰の高さでボールを捉えるため力が入りにくく回転や球威が足りなくなります。
肩の高さでパンチするのと、自分の腰の位置にパンチを繰り出すのでは打ち込み方も威力も違いますね。
身長が伸びたと実感した場合はフォーム修正の為、素振りを改めてみましょう。
コーチの指導方針に対して葛藤ができた
子どもだって例え正しい指導方法だとしても、ただ言われたまま内容を消化するのに疑問を持つことだってあります。
「この指導方法は本当に正しいのか?」
「コーチの言っていることは自分には合わないんじゃないか?」
「もっと効果がある方法はあるんじゃないか?」
考える力が身に付いた子はよりいい方法があるんじゃないか?先生やコーチが言っているのは間違いじゃないのか?と考えられるようになります。
疑問を持つことは自立した考え方が生まれたり、自分の意思がしっかり出来上がる為、非常に喜ばしい事です。いわゆる反抗期というものです。
仮に自分が考えて実行した結果、間違っていたり、効果が無くても原因を探り、もっと自発的に頭を使い最適解を探るようになります。
ただ、部活動やグループで自分で考えた練習を勝手にし始めると輪を乱して、チーム全体のモチベーションが下がる原因にもなるので注意しましょう。
少しでも疑問に思ったことは、時間を設けて顧問やコーチ、チームメイトと練習や考え方のすり合わせをする事や提案をすることにより、リーダーシップを取るトレーニングにもなります。
コーチがしっかり受け止めて答えてくれればよりお互いのことも分かりますし、逆に押し付けられるような形になったら環境を変えるのも考えておきましょう。
卓球に集中できない理由ができた
上記2つの理由で、いろいろ葛藤があり卓球に集中できなくなったり、スランプで卓球が嫌になったりすること以外にも思春期ならではの悩みもあります。
好きな子や気になる子が出来て気持ちが浮ついたり集中できなくなったり、
友達、親子関係でいざこざがあり、落ち込んだり思い詰めていたり、
自分の心身の成長に気持ちが追い付かなかったり、将来についての漠然な不安が有ったり
さらに理解してもらえるか分からない不安があります。
学校や家庭の場合、閉鎖的なところも多く、子供の漠然とした悩みを消化できる所は少ないと思っています。
そういった場合は学校や部活以外でもいろんなコミュニティーに顔を出して、もう一つ自分の居場所を作る良いでしょう。
自分の話をじっくり咀嚼して聞いてくれたり、理解してくれる人がいてくれるだけで解決はできなくても本人の気持ちは晴れるものです。
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