数多種類があるラバー
以前ラケットのレベル別のおすすめを書いて行きました。
レベルや戦形、出来る技や練度によって道具はしっかり選ぶといいでしょう。
しかしラケット自体は、本体であるラケット部分と、表裏にゴムのシートを貼り合わせて作ります。
その為ラケットのチョイスの他、打球面であるラバーのチョイスも大事です。
特に子供たちに多いのですが、スポーツ用品店でパッケージがカッコいいから買ったは良いものの、
ラバーだって決して安い買い物ではありません。無駄な買い物にならないように、レベル別に何があるか見ていきましょう。
ラバーの種類
ツブツブの配列が縦に並んでいれば表ラバー、横に並んでいれば粒高ラバーです。
表と粒高は基本、使用者が多い裏ラバーに慣れてから使うと良いですが、最初から使うことはおススメしません。
今回は、使用者が多い裏ラバーを掘り下げていきます。
裏ラバーの種類
・テンションラバー
・粘着ラバー
・アンチラバー
以上4種類です。
特徴は、
高弾性はコントロール、回転、スピードのバランスが良く
テンションは、弾性が有りこの中では一番弾みます。
粘着は表面がベタベタな為回転を掛けるのに特化してますが、アンチはサラサラしている為殆ど回転を掛けません。
上記3つはかなりメジャーですが、アンチラバーはあまり流通しておらず、使用人口も殆どいません。
繰り返しになりますが、シートの手触りがベタベタなら粘着性、サラサラならアンチです。
ラバーの種類と早見表
裏ラバー | コントロール | 打球感 | 回転のかけやすさ | レベル帯 |
---|---|---|---|---|
高弾性ラバー | 〇 | 〇 | 〇 | 初級~中級者 |
テンション系ラバー | △ | ◎ | 〇 | 中級~上級者 |
粘着性ラバー | △ | △ | ◎ | 中級~上級者 | アンチラバー | △ | × | × | 上級者 |
各種別おすすめラバー
高弾性
スポンジに気泡を発生させない硬めのスポンジを採用し、ボールを食い込ませず弾くラバー。
テンション系ラバーが出回る前は高弾性が主流だった事、現在では初級者に向けて商品展開していることもあり、
ラバーの中では比較的安価です。
性能面も特出している所もなく癖がないので扱いやすいです。
テンション系
現在ラバーの主流になったテンション系にはスプリングスポンジを搭載させています。
加工時に薬剤でスポンジに気泡を作りボールを食い込ませる吸収力、押されたスポンジが元に戻るときに発生する弾く力を利用することにより、
回転、スピードの両立をしています。
高弾性と比べオーバーミスが増えますが、当てれば勝手に回転を掛けてくれるのと、ボールを飛ばしてくれる感覚が強いです。
一通り、基本技術に慣れた辺りの中級者が使うと良いでしょう。
粘着性
表面に粘着剤を塗ることにより、表面がベタベタしているラバーです。
他のラバーと違い、ボールとラバーがぶつかる衝撃が粘着質で弱くなるので、スピードは出にくいですが、しっかり引っ付くので回転がしっかりかかります。
表面のゴムが擦れにくい為、プレー前後でラバーシートを使い表面に何かを付けない等、適切な扱い方をすると各種ラバーの中では一番寿命が長くなります。